ウールラグは夏のような湿度の高い環境では湿気を吸収します。
その分、部屋の湿度が下がって快適に感じます。
また、冬のような乾燥した環境では内部に蓄えられた水蒸気を放湿します。
だから、部屋の中が乾燥しすぎず程よく環境を保ってくれます。

なのでウールは「生きている繊維」「天然のエアコン」と言われることがあります。

ウールは毛足部分に熱を通しにくい空気をたくさん含んでいます。
熱伝導率が低いので冬はあたたかく（床の冷たさを感じにくい＋保湿性がある）
夏は涼しさを保ちます。（冷房の冷気を逃さない）
なので快適に過ごすお手伝いになります。

ウールは吸湿はしますが、水は弾く天然の「撥水性」があります。
これは羊さんの脂質によるもので、人のキューティクルと同じです。
なので、汚れがつきにくく、なにかをこぼしても拭き取りやすい特徴があります。
また、ウール自体が水分含有率が高いので静電気の発生が少なくチリやホコリが中まで入りません。